子供の矯正についてのQ&A

2021年10月28日

 

 

子供の矯正についてQ&A式でお答えしていきます。

 

Q.いつ始めるのが適切でしょうか?

 

A.子供さんの状況により、それぞれ違ってきます。

たとえば、小学校1年生前後で前歯にデコボコがある、かみ合わせが反対である場合、ちょうど前歯の乳歯と永久歯が生え変わる時期ですので、経過観察したり、マウスピースを夜間のみ使用する、裏側に装置をつけて歯並びをなおす(見えにくい)場合などがあります。

 

小学校という新しい環境に慣れていく時期でもありますので、できれば負担の少ない治療方法を選ぶように心がけています。

 

ただ、すごく受け口になってしまっているとか、骨格的な問題がある場合には、すぐに治療をはじめた方が良い場合もありますので、歯科医院にて相談してみるのが良いでしょう🙆

 

 

Q.大人になってからでも良いのでしょうか?

 

A.大人になってからでもできます。

しかし、子供には成長変化がある分、歯並びを拡げたりすることができるので、歯を抜かずに矯正治療ができる可能性があります。

逆に大人になってから矯正治療する場合、成長がない分、デコボコの程度が大きかったり、場所がない場合、歯を抜いて矯正治療することになります。

 

また、受験、塾やお稽古ごとの兼ね合いもあると思います。

 

歯科医院にて子供ときに始めるのと、大人になってから始める場合のメリット、デメリットや時期や方法を相談してみるのが良いでしょう🙆

 

 

Q.子供の場合、どんな装置を使うのですか?

 

A.小学生の子供さんには、裏側からの付けっぱなしの装置と取り外し式の装置を使用することが多いです。

 

今の子供さんはスマホ世代で、写真に映ることが多いです。

ですから、目立たない裏側からの付けっぱなしの装置や、家にいるときに使用してもらう、取り外し式の装置を使用することが多いです。

ただしデコボコの程度によっては、ブラケット装置をつけて、治療することもあります。

 

乳歯と永久歯の交換が終わる小学校5〜6年生までは、修学旅行や卒業アルバムの写真撮影もありますので、裏側からの付けっぱなしの装置と取り外し式の装置を使用することが多いです。

 

中学生以上になりますと、もう永久歯が揃っていますので、ブラケット装置をつけて、治療することになります。

 

 

Q.子供の場合、治療期間はどれくらいですか。

 

A.小学生3年生ぐらいの子供さんの場合、二つの期間に分けます。

乳歯と永久歯の交換が終わる小学校5〜6年生までと、永久歯が揃っている中学生以降の治療です。

乳歯と永久歯の交換が終わる小学校5〜6年生まで、裏側からの付けっぱなしの装置や取り外し式の装置を使用して、成長変化を利用してデコボコを治療したり、歯並びに拡げて場所を作ったりします。

 

中学生以降はブラケット装置をつけて、歯並びをキレイに仕上げる治療となります。

 

女の子で中学3年生ぐらいまで。男の子で中学3年生か高校1年生ぐらいまで。(個人差があります)

 

 

Q.子供の場合、費用はどれくらいですか。

 

A.小学生3年生ぐらいの子供さんの場合、乳歯と永久歯の交換が終わる小学校5〜6年生までと、永久歯が揃っている中学生以降の二つの期間に分けて費用が発生します。

 

大人の矯正治療の費用に対してほぼ半分ぐらいずつの費用です。二つの期間を通して治療すると、ほぼ大人と同じ治療の費用になります。

 

小学校5〜6年生以上になりますと、ブラケット装置を使った治療が必要になることが多く、大人と同じ治療の費用が必要になります。詳しくはホームページ内、「治療の流れ」をご覧ください。

 

 

Q.「保定」は必要ですか?

 

A.2年間の「保定」を日本矯正歯科学会が推奨しております。

矯正治療で歯並びがキレイになると、装置が外されて、本人も大喜びしますが、それも束の間。そのときから「後戻り」(ダイエットで例えると、リバウンド)が始まります。

 

それを防ぐために「保定」をします。保定装置を2年間、使用していただきます。(歯を支えている歯槽骨が落ち着くのに2年間ぐらいかかると日本矯正歯科学会が推奨しております。)保定装置には色々なタイプがあります。

 

「保定」により「キレイな歯並び」を長持ちさせることは、治療にかけた費用や通院のための時間、労力を無駄にしないためにも重要です。(簡単にいうなら、矯正治療のコスパを上げることにつながります。)

 

 

Q.矯正治療は痛いのですか?

A.矯正装置を装着した直後や、装着調整後に歯の不快感(きつい感じ)を痛みとして感じることがあります。

 

しかし、時間の経過(2日から3日)とともに気にならなくなります。

痛み止めを服用していただいてもかまいません。あまりに痛い時は電話でお問い合わせください。

 

 

Q.矯正治療は目立ちますか?

 

A.以前は金属のギラギラが目立ちましたが、現在ではブラケット装置は白か透明な物が多く使用されるようになっておりますので、すれ違ったくらいでは気づかれません。

 

また、裏側から装置で治療する方法などいろいろありますので、ぜひご相談ください。

 

そして、現在の子供たちの世界では、矯正治療をうけることは、は普通なものとして認識されており、装置をつけたとしても、『あ、始めたんだね』ぐらいなもので、いじめなどの話題にもなりません。

 

 

Q.矯正治療が外れたりすることはありますか?その場合、どうすればよいですか?

 

A.お口の中の装置が、なにかのアクシデントで外れてしまうこともあります。

その場合は、放置するとせっかく整ってきた歯並びがくずれてしまうので、早く電話などで理由を説明して、装置をなおしてもらってください。

 

 

 

 

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