矯正治療とは
矯正治療とは歯並びをキレイにする治療ですが、それだけではありません。
矯正歯科治療には次の3つの問題点を改善してくれます。
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01審美障害
口を開けて笑えない
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02機能障害
咀嚼障害(噛み切りにくい)、発音障害
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03病理的障害
ハミガキしにくく、虫歯や歯周病にかかりやすい。
アメリカにおいては矯正治療が身近なものとして考えられています。
矯正治療を通して、ハミガキなど自己管理を身につけさせ、将来虫歯にならないようにすることが結局,歯科治療費を節約すると考えられているのでしょう。大学卒の人はたいてい矯正治療をしているとか。
また、歯並びの良さは身だしなみであり、育ちの良さをあらわすと考えられています。
矯正治療は子供の内でないとできないと思ってみえるかもしれませんが、現在では成人の矯正治療もめずらしくありません。
歯並び、噛み合わせの問題は、見ばえとか、良く噛めないと言った問題にとどまりません。少しまえの話になりますが、オリンピックで金メダルを獲った陸上競技選手にカール・ルイスという人がいました。このカール・ルイス選手(当時27歳)は世界記録に挑戦する直前に矯正治療をしたのです。自分の実力を出し切るために、噛み合わせを良くする必要があると判断したのでしょう。
スタートなどで瞬発力を必要とするとき人間は自然と奥歯を噛みしめます。この噛み合わせの善し悪しが瞬発力や筋力に影響を及ぼすとのデータもあるそうです。(スポーツをしている方には自分の実力を更に引き出せるかもしれませんね。)
芸能界の方で矯正治療をして話題になった人にトム・クルーズさんがみえます。
日本の芸能界の方では、女優の蒼井優さん、俳優の阿部寛さん、アーティストのYUKIさん、それから・・・
矯正認定医とは
歯医者さんの看板に”一般歯科” ”小児歯科” ”矯正歯科” ”口腔外科”と並んでることがあります。何でも診てもらえて便利なことなのですが。実は、これは”自由標榜制”というものです。
日本では歯科医師免許と一年間の研修を修了すると専門分野、経験年数に関係なく自由に標榜科目を選んで看板にあげられます。矯正治療が得意でない歯医者さんでも看板に”矯正歯科”とあげられるということです。
戦後のお医者さん、歯医者さん不足の時代が生んだ日本独特の制度です。
ところで、患者さんは何を信頼して医院を選べばいいのか迷ってしまいますね。その声に答えるべく矯正歯科認定医といった資格制度があります。
ここであげるのは日本矯正歯科学会の認定医制度です。
認定医になるためには学会が指定する研修機関(大学病院など・私の場合、愛知学院大学歯学部付属病院)で5年以上の矯正歯科治療の経験(いろいろな患者さんを最初から最後まで治療するにはこれぐらいの期間がかかります。)と学会の委員による審査に合格することが条件となっております。
認定医になってからも学会に参加して決められたポイント数を取得、5年ごとの更新のため、いろいろな努力をしながら、最新の知識、技術を皆さんの治療に役立てて行くのです。
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矯正治療前の写真
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矯正治療途中の写真その1
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矯正治療途中の写真その2
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矯正治療後の写真
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矯正治療前の写真
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矯正治療途中の写真その1
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矯正治療途中の写真その2
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矯正治療後の写真